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今日の一冊「ウェブ人間論」

ウェブ人間論 (新潮新書)

ウェブ人間論 (新潮新書)

シリコンバレー精神」と続けて読んだ。
どーしてこーもWEBに関しての本にばかり手が伸びてしまうんだろう。
自分の中での答えとしては、多分それはWEBという「分野」が突出して
おもしろいからなんだろーなーと。
そんでもって、そのWEBという分野の第一人者で、
わかりにくいこの分野をまだわかりやすくまとめてくれてて、
文章もうまくまとまってるって理由で梅田さんの本ばっか読んじゃうのだろう。

さて、この「ウェブ人間論」について3点。

あるアメリカ企業に大学生がインターンとしてやって来た時の話で、企業が何を頼んでも彼はすぐにこなしてくる。これはすごい奴だと思って、いろいろ聞いてみると、その子が何から何まで出来るんじゃなくて、ネットで常時つながった何百人もの友達の中から、テーマごとに助けてくれそうな人を選んではやり方を聞いて、仕事をこなしてるんですね。おそらく今の十代アメリカのエリートは、沢山質の高い友人とネットを介して脳がつながった状態で世の中に出たい、と思っているはずです。「Facebook」という米国の大学生向けのSNSの普及率と利用度は驚くべき高さです。
まじかこれ。すげーな・・・。
まあでもこの方法が有効なのって、割とみんな時間に余裕がある
学生の間だけじゃねーのっても思うけど。
ただ日本でこーゆーのって可能なんやろーか。
mixiはなんかそういうこと(この仕事頼むわー的なこと)する場じゃないと思うし。
GREEがまだ近いんやろうけど、こんなことができるとも思えんし。
それともオレが知らないだけで、ちゃんとこーゆーSNSもあって、
上記みたいに利用してるかしけー人達がいるのだろうか。
いたら教えてー。


今の十代、二十代の人たちに「教養とはこうあるべき」なんて言っても届かないでしょう。例えば彼らの情報処理の仕方って、「流しそうめん」みたいなんですよ。-中略-ありとあらゆる情報がネットには流れているんだから、必要に応じてグーグル行くとかユーチューブ行けばいいということで、自分のところへわざわざ持たない、私有しない。これからさらに、情報との接し方が、全く変わっていくでしょうね。
そう、そのとおり。「流しそうめん」なんだよね。
久しぶりにやりたいなあ、流しそうめん
確かにブックマークしなくなった。
というか興味あるサイト・記事を一個一個ブクマしてたらキリないし。
「このサイトおもしれーな−」って思ったら、はてブか、あとで読む
はするかもしれんけどブクマはしない。「まー必要な時にググりゃーいっか。」って思うし。
情報を私有しないって考え方は自分の中でもテーマやったからここはピーンと来た。


-略-だから一人になった時に吐き出す言葉こそが本当の自分なんだっていうのは、分かるんですけど、正しくないと思うんです。やっぱりある人がどんな人かっていうのは、結局他者とのコミュニケーションの中でどういう言動が出来るかということにかかってる。-略-

やべー、がつーんときたよこれ。がつーんだよ。
人間という字は人(ひと)の間(あいだ)って書くんだよ。
さらに人という字は~(以降金八先生よろしく)なわけだ。
そーだね、そーだよね。ウェブ人間って言っても人間。
他人との関わりの中でどうやって自分を表現するかが自分ってことかな。
リアルは言わずもがなと。あー帰国したらこれについて友達とじっくりとしゃべりたいなあ。